スリーステップ時間停止法 ☆☆☆ by中島タロー

たった三歩で心理的な時間を停止させきる方法をご紹介する1テーマ完結型ブログ。「瞬間さえも無い今」に溶け込み悟りに迫る道がここに。

12・《第三ステップに関する補足・後編》

『覚醒の便法』の第三ステップでは基本的に、呼吸を対象として「没入法」と「観察法」の「同時実践」を試みることに一応はなっておりますが、各自の判断で呼吸以外のものを対象として同じことを試みるのも決して悪いということはありません。例えばの話、それが散歩とか釣りとかであっても構まわないということです。
一般的にその試みは、呼吸を対象として行う方がやりやすいとは言えますがだからといって、必ず呼吸を対象として行わねばならないというものでもないわけです。呼吸を対象としてその試みをするのはあくまでも『覚醒の便法』の第三ステップの基本形だとお考えください。
思いますに、ひょっとしたら皆さんの中には、呼吸よりも「座り」を対象としてその試みをするのがピツタリ来る方もおられるかも知れません。ここに言う「座り」とは例えば、あぐらをかくこととか、椅子にかけることとか、座禅を組むこととかを指します。そういう方は是非、「座り」を対象としてその試みをしてみてください。
「座り」のような静的なものは「没入法」や「観察法」を個別にマスターする場合には使いにくい面がありますが、この二法の「同時実践」を試みる場合に関して言えばそうでもありません。むしろマッチしているとさえ言えるでしょう。

 

もう一つの時間停止法『動的時間停止法』のことは最終ぺージで。